ジェンダーレス女子のじょんです!
今回は僕たちジェンダーレス女子・ジェンダーレス男子がトイレで生じる問題についてお話します。
見た目だけでは性別の判断が難しいジェンダーレス女子・ジェンダーレス男子。
実際にトイレに異性が入ってきたと思って、驚いたことがある人もいるかもしれません。
そう思われがちな僕たちも、実はトイレに入るときに緊張したり、不安だったりします。
だからこそ、みんなが理解し合っていれば、お互いに不安になることが少なくなるのではないでしょうか。
そこで今回は、ジェンダーレス女子である僕視点の、トイレあるあるをご紹介します!
ぜひ最後まで見て、こういう人もいるんだなって知ってもらえたら嬉しいです。
知らないから、不安になる!
知っていたら、こわくない!
もくじ
【ジェンダーレス女子のトイレ問題】YouTubeで解説を見る
YouTubeでもお話しています!動画がいい人はぜひこちらをご覧ください!
ジェンダーレス女子のトイレがしんどい問題
生まれた性別と見た目が違うと、「女子トイレに男の人が入ってきたぞ」って思われちゃう問題があります。
そう思われたときの反応で、しんどいなぁ…と思う“あるある”をレベル1~5までお話します。
レベル1「トイレで鏡越しにめっちゃ見られる」
しんどいレベル1は、鏡越しにめっちゃ見られることですね。
もうね、すっごい視線を感じます。
見られることは慣れているので、まだ精神的ダメージは少ないです。
でも見ないでぇええ!!!!
女ですよぉおおお!!!!ってなります(笑)
レベル2「トイレで露骨に話される」
しんどいレベル2は、友だちと並んでいる人が「この人、男の人だよね?(小声)」って露骨に僕の話をする。
これもちょいちょいあるけど、聞こえて思っていることがわかっちゃう分、レベル1よりちょっと傷つく。
聞こえてる…聞こえてるよぉ…
僕言われてるねぇ…
みたいな(笑)
レベル3「トイレのマークを確認しに戻る」
しんどいレベル3は、トイレに入って僕が並んでるのを見て、「えっ?」って標識を見に戻ること。
偏見かもしれないけど、30~40代ぐらいの方がやりがちですね。
「ごめんねぇ」って、そんな気持ちになります。
レベル4「女性トイレですよって言われる」
しんどいレベル4は、直接「ここ女性トイレですよ」って言われること。
男の人が入ってきてるんじゃないか…?と、正義感ゆえですよね。
やっぱトイレ入るとき、こっちも大丈夫かな……不安に思われてないかなって思っちゃうから、不安にさせてたことが明確になると涙目になります。
これしんどいレベルMAXだと思うでしょみんな!!
でもその上にね、もう、なんかもう面白いくらいのものがあるんですよ。
レベル5「男性がついてきて女性トイレに入る」
しんどいレベル5は、ながらスマホをしている男性が僕についてきて、そのまま女性トイレに入っちゃうこと(笑)
僕が女性だと気付かなかったんだろうけど、まず、ながらスマホするな!!っていうね(笑)
その人がどういうリアクションするかというと、やっぱ入っちゃうのよ。
1・2・3歩くらい入って、ハッ!?って。
まじか、この人来ちゃったかー---!ってなるよねwww
ジェンダーレス女子の
トイレ対策
これまでご紹介したように、周りの人の反応は色々あります。
逆に、こっちも女性だよアピールしているので、どうやってるかお話します!
トイレ対策1.高い声で咳払いする
これが1番多いと思うんだけど、高めの声で咳払いしながらトイレに入る。
友だちと一緒にいるときは、高い声で女性だよってアピールします。
ほんとにね、一番あるあるだと思う……え、
あるあるですよね!?(笑)
トイレ対策2.標識をゆっくり見る
トイレに入る前にちょっと立ち止まって、トイレマークをゆっくり見ます。
ちゃんと確認して入っているよ!ってアピールをするためです。
僕に付いてくる男性用とか、トイレの周りにいる人用の対策でしています。
トイレ対策3.多目的トイレに入る
多目的トイレに入れるときは入ります。
だけどこれもまた別の弊害があるんです。
「あいつ健康そうなのに多目的トイレ入ってる」って思われたり、多目的トイレ出る瞬間に車いすの人とかが待ってたり。
こういうときにね、すごいダメージがくるんです。
たとえば、めっちゃお腹が痛いときに、電車の優先席に座るみたいな感覚と似ています。
体調悪いから優先席に座っていいはずなんだけど、周りにすごい見られて、視線が気になるみたいな。
だから多目的トイレの周りに人が多いときは申し訳なくなって、入れないです。
LGBTQが多目的トイレを使うことについて
LGBTQの人が多目的トイレを使うのは、車椅子ユーザーさんや妊婦さんに迷惑だろうって意見もあります。
実際に車椅子ユーザーの方と対談したときに、多目的トイレについて話してみました。
普段から多目的トイレを使う人は、理解がある人が多い。だからLGBTQの人も使うって知ってる人が多いと思うって結論だったよ!
一般的にも、こういう理解が広まったらいいなと思います。
ドン・キホーテにオールジェンダーのトイレがあった!
めちゃくちゃ感動しました!!
少しずつ、増えてくれたらいいなと思います。
お互いを理解し合える世界になれば
トイレも平和
ジェンダーレス女子のトイレの問題を話してきましたが、一番の理想はお互いが歩み寄ることです。
僕たちもトイレに入ることで周りのみなさんを驚かせてしまうかもしれないという申し訳なさと、どうしようもできないもどかしさを感じながら普段を過ごしています。
どうしたら驚かさないかなということを考えて、先ほどお話した対策をおこなっています。
なので反対に、僕たちみたいな性別と見た目が一致していない人も、トイレに入るときに緊張していることを知ってもらって、
それっぽい人を見ても「あ、あの人も緊張してるのかな」って歩み寄ってもらいたい。
そうすることで、トイレの世界が平和になるはずなんです。
だけど現実的に、1億2000万人にこのことを伝えるのは難しい。
だからこそ、今の世の中で僕たちができることは、怯えず胸を張ることだと思うんです。
怯えてる人って、いけないことしてるなっていう風に見えちゃうから、こっちが堂々としていれば、向こうも堂々としていられる。
僕も色んな気持ちが葛藤してるんだけど、できるだけ堂々としているつもりです。
だからみんなもね、そういう風に生きてもらえれば少しは楽になるんじゃないかなって思います。
一番は、理解し合える世界になればいいな。
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